2016年11月29日火曜日

書籍:キューバ音楽を歩く旅

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブをご覧になった方も多いともいますが、キューバ音楽本当にかっこいいです。おじいさんたちがかっこよすぎます。

そして、そんなキューバ音楽を堪能するための書籍がこちらです。


著者:さかぐちとおる 発行:彩流社
判型:A5判  200頁  定価:2000+

キューバほど文化が混じり合った国は珍しいと思います。
植民地時代のスペインの影響、地域的に近いアメリカの影響、もともとのカリブ海の地域性、アフリカンカルチャー、冷戦時代のロシアなどの文化も混じり合い、独特の文化が成立しています。

音楽についても同様に、様々なルーツを持つ音楽が混じり合い独特の進化を遂げています。著者はキューバ各地に流れる音楽を歩いて巡ります。さまざなキューバ音楽の特徴や楽しみ方、楽器の解説から、著者のキューバ音楽に対するあふれんばかりの愛情と熱意、知識と敬意が伝わってきます。

観光に力を入れ始めたキューバですが、本書では渡航者のための現地情報も多く掲載されています。キューバを訪れる予定の方、必読です。

2016年11月28日月曜日

中南米経済速報1189号見出し

 11月28日発行の中南米経済速報の見出しはこちらです。

■ブラジル: 来年に収縮は止まるも、1%の低成長
   *民間の見解
■ブラジル: 財政調整しなければ24年に国家破産
■ブラジル: インフラ事業のコンセッション規則を変更
■ブラジル: テレフォニカが19年迄に70億ドル投資

■メキシコ: トランプ勝利でも政府は成長率見直しせず
■メキシコ: 中銀がNAFTA再交渉による影響を指摘

■アルゼンチン: YPFによるシェール・オイル開発
■アルゼンチン: 初のリチウムイオン電池工場を建設
■アルゼンチン: 9月の経済活動がマイナスに

■ペルー: 中国と各種協力で協定を締結
■ペルー: 新規に4ヶ所でガス埋蔵を発見

■ボリビア: 2020年までの投資額は480億ドル
■チリ: 中国のラテンアメリカにおける貿易拠点に
■ウルグアイ: 6年連続でデジタル化率トップ

TPPの見直しと、そのタイミングでの習近平国家主席の南米歴訪で中国とラテンアメリカの関係はますます深くなりそうです。中国企業による大型投資も相次いでいます。

ご興味のある方は当社ホームページhttp://www.hispanica.orgご参照の上、お問い合わせください。

中南米経済速報が毎週月曜日配信です。

2016年11月27日日曜日

S-POPSでエクササイズ

寒くなってきました。
外へ出づらくなって、運動不足にならないように、
バランスボール (pelota de ejercicio) を買いました。

ボヨンボヨンと弾むには、BPM(テンポ)は90くらいが最適だと思いました。
ボヨンボヨンと弾むのに、お薦めの曲はこちら。

BPM91くらい。MVがめちゃめちゃカッコイイです。


BPM90。今年のラテン・グラミー賞レコード・オブ・ザ・イヤー。


曲としてのノリ(?)はいまいちですが、こちらもBPMは90。


それから、BPMは83ほどなので、ちょっとゆっくり目ですが、個人的に大好きな曲。


「S-POPS(スパニッシュ・ポップス)でエクササイズ」シリーズ、もしかしたら、続くかも…。





2016年11月26日土曜日

パン工場でリスニング


工場って本当によくできてますよね。作った人尊敬します。見てて面白い、そしてためになるパン工場の解説動画(スペイン語)です。

パン工場関連キーワード

ingrediente 材料
mantequilla バター
levadura 酵母 イースト
horno オーブン
panadero パン職人
grano 粒 穀物
semilla de lino 亜麻の種
trigo 小麦
harina 小麦粉
morino 製粉機
fermentación 発酵
masa パン生地
molde 型(パンやケーキなどの)

この単語、全部出てきます。
聞き取って覚えましょう。




2016年11月25日金曜日

ハチミツでリスニング


ハチミツは肌、咳、口内炎、アレルギーなどなどいろいろな不調に効果があると言われますが、何と目にもいいそうで、中南米では今でも白内障の治療に使われてるそうです。

miel だけに見えるようになる(笑)。

それは、さておき、ハチミツの作られ方の動画(スペイン語)です。

ハチミツ関連キーワード

miel ハチミツ
cualidades medicinales 薬効
abeja ミツバチ
abeja reina 女王蜂
colmena 巣箱(ミツバチの)
panal 蜂の巣構造 ハニカム
colmenero 養蜂家
néctar 花の蜜
polen 花粉
picar 刺す
cera 蝋 ワックス

この単語全部出てきます。
聞き取って覚えましょう。


2016年11月24日木曜日

第4回映画・音楽フェスティバル ドゥエンデ



スペイン語圏諸国のリズムとメロディーに包まれたスペイン語圏音楽に迫る映画の祭典ドゥエンデ。映画、トーク、ライブ演奏など充実のイベントです。

日程:2016年11月30日(水)〜12月3日(土)
会場:セルバンテスセンター東京 地下一階オーディトリアム

入場無料、要予約 予約はこちら http://reservas.palabras.jp/ja/

プログラム

11月30日(水)18:30
「キラパジュン、歌の向こう側」上映
チリの伝説的音楽バンドドキュメンタリー。
ホルヘ・レイバ監督 チリ 2015年 73分 日本語字幕付き
上演前にキラパジュンの創立メンバー、ルベン・エスクデロの来日トークを行います。

12月1日(木)19:00
アンジェリカ「ある悲劇」上映
スペイン舞台芸術の奇才ドキュメンタリー。
マヌエル・フェルナンデス=バルデス監督 スペイン 2016年 86分 日本語字幕付き
上映後、アンジェリカ・リデル最新作に出演した菊沢将憲のトークがあります。

12月2日(金)18:30
「Cu-Bop(キューバップ)」上映
キューバ新世代ミュージシャンたちの記録。
高橋慎一監督 日本 2015年 102分 日本語字幕付き
上映前に高橋慎一監督によるトークを行います。

12月3日(土)11:00
「エル・ツーリスタ・ソイ・ジョ」上映
昨年逝去したフラメンコ歌手アグヘダのドキュメンタリー。
トゥリスナ・バルドゥスゴ監督 ベネズエラ スペイン 2007年 28分 英語字幕付き

12:30 「風の旅」上映
コロンビア伝統音楽、バジェナートの歌い手が辿る心の旅。
シロ・ゲラ監督 コロンビア 2009年 117分 日本語字幕付き

16:00 「サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ」上映
フラメンコの聖地グラナダの洞窟の歴史を辿る。
チェス・グティエレス監督 スペイン 2014年 94分 日本語字幕付き

18:00 フラメココンサート
アントニオ・レイ&イスラエル・カトゥンバ
ラ・ウニオンで最年少優勝の天才ギタリスト。
出演・協力:ソル・デ・エスパーニャ

詳細はhttp://tokio.cervantes.es/jp/default.shtm

2016年11月23日水曜日

雪とカマキリとスズメバチ

大変です。明日、11月にもかかわらず雪が降りそうです。

スペインのことわざに、こんなものがあります。

Año de avispas, año de nieve y ventiscas.
スズメバチの年は吹雪の年

avispa

これは、日本で言えば、「カマキリが高いところに卵を産むと大雪が降る」というあの言い伝えに似てます!
mantis

雪とカマキリとスズメバチが一つにつながった今日でした。

nieve

みなさま、明日の雪で転んだりしないよう十分にお気をつけください。




2016年11月22日火曜日

年末年始の映像翻訳講座


翻訳業には大きく分けると文芸翻訳、実務翻訳、映像翻訳の3つの分野があります。それぞれ特徴がありますが、中でも映像翻訳は字数や時間の制約が大きな特徴の一つです。

今は、個人でも簡単に動画を制作できる時代です。インターネット上にもたくさんの動画が公開されており、映像翻訳はますます注目されています。

昨年はこちらの映像を翻訳しました。
http://www.rtve.es/alacarta/videos/informe-semanal/informe-semanal-clima-planeta-limite/3394974/

一部は聞き取って文字に起こすところも課題に含まれます。
課題をこなすために何度も映像を見るので、リスニング力がアップします。
そして時事のボキャブラリーも身につきます。
実戦に近い翻訳作業を体験することで、翻訳実務をイメージしやすくなります。

この講座に申し込んでしまうと、年末年始が翻訳づけになってしまいますが寝正月は回避できます。一年の計は元旦にありということで、除夜の鐘を聞きながらみっちり映像翻訳の練習をしてみませんか?

■レベル:DELE B2・スペイン語検定3級以上(目安)
■日時:12月27日(火)19:00-21:00
    1月9日(月・祝)15:00-17:00 【全2回・計4時間】
■講師:江沢明子
■受講料:12,960円(税・教材費込み)
     ※イスパニカの受講が初めての方は入会金10,800円が必要です。
お申し込みはこちらから
http://www.hispanica-academia.org/contents/hp0144/index.php?No=216&CNo=144





2016年11月21日月曜日

中南米経済速報1188号見出し

11月21日発行の中南米経済速報の見出しはこちらです。

■メキシコ: 陸上鉱区開発の入札について公示
■メキシコ: トランプの影響で成長率を下方修正
   *中銀が利率引き上げ
■メキシコ: 地熱エネルギー開発にEUと共同で投資

■チリ: 第3四半期成長率はわずかながら予想以上
■チリ: Copecが7億ドルの商談を纏める

■ブラジル: 来年も再来年も更に悪くなる
■アルゼンチン: インフラ整備を10年間やる
■コロンビア: 政府が民間電力会社を管理下に
■ベネズエラ: 中国石油企業と投資計画で合意
■ボリビア: 過去最大規模のガス生産を記録
■アルゼンチン: 官民協働法が国会を通過する
■共通: メキシコとアルゼンチンのACE始動へ
■メルコスール: ベネズエラの資格喪失もあり得る

まだトランプ氏は次期大統領ということに決まっただけですが、メキシコの経済やAPECのテーマなどに影響が出始めています。また、メキシコ、ブラジル、アルゼンチンでは国家事業の民営化が進んでおり、制度の変更や入札が相次いでいます。

中南米経済速報が毎週月曜日配信です。

ご興味のある方は当社ホームページhttp://www.hispanica.orgご参照の上、お問い合わせください。

2016年11月20日日曜日

カルロスの文法特集(第4回)


日本人の弱点をよく知るスペイン人講師カルロス・コントレラスの、1日文法クラスです。今回、2つの文法事項にフォーカスを当てます。

1つ目は、心情を表すときの代名詞の使い方。
例えば、"Él se preocupa por los terremotos." と "A él le preocupan los terremotos." の違いを明確にします。

2つ目は、contar, explicar, preguntarなど発言そのものを表す動詞と、pedir, aconsejar, prohibirなど、発言に伴う影響を表す動詞の違い。

どちらも、聞けばわかる、なんとなく伝わる、という状態から、自信をもって理解する、正しく確かな用法で書ける、という段階へステップアップしませんか? DELEの作文対策としても最適です。

■レベル:初中級以上 (B1から)

■日時:12月10日(土) 10:00~13:15(途中15分休憩あり・計3時間)

■受講料:8,100円(教材費込・税込)
 ※イスパニカの受講が初めての方は、入会金10,800円(税込)が必要です。

■定員:5名

■講師:Carlos Contreras(カルロス・コントレラス)
スペイン出身。サラマンカ大学法学部卒業。マドリードにて移民を対象としたスペイン語指導経験を持つ。2011年来日。豊富な指導法と細かい会話・作文のチェックで生徒の力を着実に伸ばす人気講師。
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お申込み・お問合せは Tel.03-5544-8335
 または tameike@hispanica.org まで
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2016年11月19日土曜日

google翻訳遊び

最近ニュースでもGoogle翻訳の精度が上がっていると言われているので、たまに試してみるのですが、今日は基本的な単語で、




なぜ、英語のカタカナに!?

まだまだ、だなあと思いつつ、
人工知能の成長は恐ろしいということなので、次に試すときにはもう克服されているかもしれません。数年後には、笑えないかもー。



2016年11月18日金曜日

アブラカタブラ


語学業界あるあるの一つに「辞書を読み物として読んでしまう」というのがあります。暇なときに辞書をなんとなく読んでみて、面白い単語を見つけて喜ぶ、定義を見て感心する、などなど、、

昨日、たまたま見つけて嬉しかった単語があります。

abracadabra 男性名詞 [厄除けの呪文]アブラカタブラ;奇妙奇天烈な事物
abracadabrante 形容詞 奇妙奇天烈な

いやー、いいもの見つけました。

raro や extraño の代わりにじゃんじゃん使ってみましょう。



2016年11月17日木曜日

オレオレ詐欺

今日、イスパニカの事務所で、

「オレオレ詐欺」をスペイン語でどう言うかという話になりました。

案その1、fraude de soy yo  (オレだよ、の詐欺)

案その2、fraude de hola hola (オラオラ詐欺)*なんとなく「もしもし」に近い。

ちなみに fraude は「詐欺」です。

そこでグーグル先生に聞いてみると、

なるほど! いい線いってた!

そして、日本語とスペイン語をチェンジすると、


そうきましたか(笑)。

2016年11月16日水曜日

『カフェ・ヴァルトルフトへようこそ』上映会のお知らせ


以前、ブログでも書きましたが

青山学院大学附置外国語ラボラトリー主催の公開セミナー「大学における通訳・翻訳教育を考える――その理論と実践の現場から」に行ってきました。そこで通訳、翻訳教育に関する発表を聞きいろいろ考えるきっかけにもなりました。

詳細はこちら ↓

http://noticiasdehispanica.blogspot.jp/2016/10/blog-post.html

そこで発表された宮沢淳一教授のラボのプロジェクトのご紹介です。

学生らが中心となって字幕作成から上映まで一連の実務を行うことで総合的にコミュニケーションや言語を学ぶというプロジェクトです。映像翻訳、字幕翻訳、または関連する教育に興味のあるかたぜひご参加ください。

以下、転載です
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青山学院大学総合文化政策学部映像翻訳ラボ主催
『カフェ・ヴァルトルフトへようこそ』上映会のお知らせ
(2016年11月26日14:00〜 青山学院アスタジオ)

http://www.sccs.aoyama.ac.jp/archives/1958

総合文化政策学部「ラボ:アトリエ実習」のひとつ、

通称「映像翻訳ラボ」(担当:宮澤淳一教授)では、その成果発表として、本年度履修生5名が字幕を担当し、第11回難民映画祭(本年9月)で、日本初公開された映画『カフェ・ヴァルトルフトへようこそ』の特別上映会を行います。

この映画は、豊かな自然に囲まれるドイツ南部バイエルン州の町、ベルヒテスガーデンにある古いホテルを舞台に、難民認定を待つ各国の滞在者と従業員の交流を描いたドキュメンタリーです。

今回の上映では、玉川透氏(朝日新聞・元ベルリン支局長)をお招きし、映画の背景についてお話しいただきます。難民問題、ドイツの社会と文化、映像翻訳(字幕作成)とその教育指導等にご関心のある方は、ぜひお越しください。

<記>

●催事名:
青山学院大学総合文化政策学部映像翻訳ラボ主催
『カフェ・ヴァルトルフトへようこそ』上映会
(UNHCR難民映画祭—学校パートナーズ実施イベント)

●日時:
2016年11月26日(土)14時00分〜16時00分(13時30分開場)

●場所:
青山学院大学アスタジオ(地下ホール)

渋谷区神南5-47-11。地下鉄表参道駅より徒歩5分。B2出口より渋谷方向へ。Found MUJI青山(旧 無印良品)を右折。直進し、左手にあるビル。(※大学の敷地内ではありません。青山通りの反対側にある独立したビルですので、ご注意願います。

※地図を含むチラシのダウンロードはこちらから:

http://www.sccs.aoyama.ac.jp/archives/1958

●プログラム:
(1) お話「難民100万人を受け入れたドイツの今」
  玉川 透氏(朝日新聞・元ベルリン支局長)

(2) 映画上映『カフェ・ヴァルトルフトへようこそ』

 (Cafe Waldluft, directed by Matthias Kosmehl, Germany, 2015, 79 min.)
(マティアス・コスメル監督 / ドイツ / 2015年 / 79分 / ドキュメンタリー)
言語:ドイツ語(英語・日本語字幕付き)
日本語字幕:青山学院大学総合文化政策学部「映像翻訳ラボ」
(宮澤淳一教授担当「ラボ・アトリエ実習」履修生計5名)

指導協力:日本映像翻訳アカデミー

●入場:
無料(一般100名。先着順の入場ですので、お早めにお越しください。予約なし)

●主催(お問い合わせ先):
青山学院大学総合文化政策学部「映像翻訳ラボ」(宮澤淳一研究室)
media-bunka<アットマーク>sccs.aoyama.ac.jp

●共催:
青山学院大学(「UNHCR難民映画祭—学校パートナーズ」参加校)

●協力:
国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所
日本映像翻訳アカデミー(http://www.jvtacademy.com

※「UNHCR難民映画祭」について

http://unhcr.refugeefilm.org/2016/

※「UNHCR難民映画祭—学校パートナーズ」について

UNHCR駐日事務所と日本の学校のあいだで結ばれたパートナーシップです。参加校は、過去または今回のUNHCR難民映画祭で上映された作品の独自上映会をそれぞれ開催します。

http://unhcr.refugeefilm.org/2016/school/

2016年11月15日火曜日

イスパニカの「通訳基礎」クラス

別の講座を受講されている生徒さんから、
通訳クラスの「基礎」と「初級」の違いを質問されて、
書いた回答がずいぶん長くなってしまいました。
一部、転載します。
「通訳」についてご興味ある方の参考になれば。


===

現在の「基礎」クラスと「初級」クラスについては、
下記のようにお考えいただければと思います。

基礎クラスは、「通訳」というものに興味のある方、
すべてにご受講いただきたい講座です。
講義の中では、「外国語を使うということ」と
「通訳という作業をするということ」の違いから、
通訳の種類、必要とされる技術、心構えなども解説されます。

いちばん重きを置いているのは、自学の手法をお伝えすることです。
通訳の仕事は、「ここまで勉強したからもう大丈夫」という保証は何もなく、
つねに自己研鑽が要求される職業です。
通訳として仕事をするためにどんな勉強をしたらよいか、
ということはもちろん、それだけではなく、
現在、プロとしてお仕事されている通訳の方々が、
どのように勉強を続けているかということも合わせて、
お伝えできるような講義を行っています。

初級クラスは、上記の基礎を学習されたことを前提として、
実践通訳を行っています。
各回でテーマを設けて予習(準備)をしてきていただいて、
当日は音源を流しながら逐次通訳をしていくことが多いです。

なんだか、長くなってしまってすみません。
外国語を外国語のまま理解している方にとっては、
「意味は分かっているんだけど、日本語にならない!」
というもどかしさがあると思います。
逆に、日本語に置き換えることで理解ができたと考える方には、
通訳という仕事や職業を目指す方ではなくても、
話す・聞くの訓練としては、(厳しすぎるくらいに(笑))役立つと思います。

===

(※イスパニカはスペイン語スクールですので、他の言語の通訳基礎クラスはありません。)

☆通訳基礎クラス、来年1月開講予定です。
詳細についてお知りになりたい方は、
メルマガの登録をおすすめいたします。
tameike@hispanica.org

2016年11月14日月曜日

中南米経済速報1187号見出し

 11月14日発行の中南米経済速報の見出しはこちらです。

■アルゼンチン: 指数改善でIFMが譴責を解除
   *企業の金融環境が改善
■ブラジル: Shellが100億ドルの投資を約束
■チリ: 電気自動車の性能向上に成功
■メキシコ: Pemexがガス利用に36億ドルの投資
■キューバ: トランプ当選を受け米船会社が就航延期
■コロンビア: モーターショーで業界活性化に期待
■ペルー: 成長継続すると格付け会社が評価
■ボリビア: ペルー港湾への初期投資は1.5億ドルに
■エルサルバドル: Telefónica2.5億ドルを投資へ
■共通: 太平洋側諸国で習近平歴訪への期待高まる

今回のアメリカの選挙の結果が今後の米国とキューバの関係に影響し始めました。メキシコはもちろん、中南米各国との関係が注目されますが、この間に中国の習近平主席がラテンアメリカ歴訪します。この地域における中国のプレゼンスは益々高くなりそうです。

中南米経済速報が毎週月曜日配信です。

ご興味のある方は当社ホームページhttp://www.hispanica.orgご参照の上、お問い合わせください。

2016年11月13日日曜日

新聞で勉強するスペイン語


世界中の新聞がインターネットで(しかもタダで)読める今日この頃ですが、語学を勉強する上でこんなに恵まれた環境が今まであったでしょうか(いや、ありませんでした)。

新聞記事は最新の時事について書かれているので、興味を持って読み続けることができます。しかも、自分の興味がわく記事を選んで読めるので、記事を探して、内容を知りたいという気持ちを持ちながら読みます。何かを読む上でこのモチベーションは大事です。

さらに世界的なニュースは日本でも報道されているので多少単語がわからなくても類推しながら読み進めることができます。これも理想的な読解の練習です。

これが習慣になると、
①ボキャブラリーが増えます。特に時事の単語。重大な事件などは連日、取り上げられるので覚えやすいです。

②読解力が上がる。読みの体力がつきます。いつの間に長い文書を読めるようになります。

③文法力がつきます。背景を知っている記事などは、予備知識などから構文を推測することもできるので、フレーズを把握する力がつきます。

④文化を理解できる。同じ事件でも国によって違う捉え方をしていることもよくあります。日本の記事と比較すると面白いです。

読みやすく、興味深いのは日本について書かれている記事です。
例えば、この「過労死」の記事など。日本でもニュースになっていますが、分析の仕方などが異なり興味深いです。


新聞というと、読むのが難しいイメージですが、基本的に三人称でわかりやすく書いてあるので、小説の読解などより入りやすいです。

ぜひ、いろいろ探してお気に入りの新聞を見つけて、毎日チェックしてみましょう。

イスパニカには「新聞を読もう」という通信添削講座もあります。
時事ニュースを教材に読解、翻訳をしていきます。一人では不安な方はぜひ!




2016年11月12日土曜日

映画「ジュリエッタ」(Julieta)

いいお天気ですね。

先日、リスニングクラスで映画「海を飛ぶ夢」の予告編を教材として使ったと書きましたが、このクラスの無料体験レッスンで使用したのは、現在公開されている映画「ジュリエッタ」(原題:Julieta)の予告編でした。

(動画がいくつも見つかりますが、教材として使ったのはこちら。)


映画を語ることができるほどの言葉は持ち合わせていませんが、いくつかのレビューで見かける「洗練された」という評はその通りだと思います。

日本では「母の娘に対する愛情」にフォーカスされた宣伝がされているように見受けられますが、私がこの映画からいちばん強く受け取ったテーマは、愛情に隠された支配と依存、でした。

見る人によって、受け取るテーマが違うというのも、名作の条件だと言います。おすすめです。

(上映中の映画館、「Movie Walker」より)
http://movie.walkerplus.com/mv61218/schedule/

2016年11月11日金曜日

スペイン語のあだ名

このところスペイン語のあだ名を調べていて気付きました。

いろいろなあだ名がありますが、かなりの割合で cha chu cho (チャ チュ チョ)の音が含まれるのです。


Nicolas ニコラス → Culacho クラチョ
Isabel イサベル → Chabela チャベラ
Gonzalo ゴンサロ → Chalo チャロ
Susana スサナ → Chana チャナ
Marcelo マルセロ → Chelo チェロ
Ignacio イグナシオ → Nacho ナチョ
Alfonso アルフォンソ → Poncho ポンチョ
Ramón ラモン → Moncho モンチョ
Juan フアン → Juancho フアンチョ

そういえば、
中学の時の担任の桑田先生は「クワッチョ」と呼ばれていました。
織田君は「オダッチ」だし、
さやかちゃんは「さやかっち」だったし、
◯◯ちゃんと呼ぶのにも「ちゃ」の音が!

もしかしらた「チャ、チュ、チョ」は根本的に「親しみの音」なのでしょうか。
キスっぽいとか(笑)

日本語とスペイン語しか比較してないし、他にもあだ名はありますが、何か通ずるものがありそうです。以前、AFPでもこんな記事がありました。

言語音、世界の日常言葉で多く類似か 国際研究

http://www.afpbb.com/articles/-/3100710

世界の言語のあだ名の研究、人類学的にも気になるところです。



2016年11月10日木曜日

スペイン語で読む村上春樹

「もくいちクラブ」と名付けた読書会を開催しています。

・木曜日の1時から

という意味と、

・木に一を足すと本になる

ということで名付けました。


今期は、Haruki Murakami, Al sur de la frontera, al oeste del Sol (村上春樹『国境の南、太陽の西』)を読んでいます。



オリジナルの文章と辞書を駆使して、読み進めています。

講師はいませんが、メンバーで協力して読解していくことによって、構文、言い回し、語彙が身についています。

下は、小説の冒頭からの一部分。どんな翻訳がなされているか、カッコに入る単語が想像できますか?


父親は大手の証券会社に勤める会社員であり、母親は普通の主婦だった。
Mi padre trabajaba en una (  ) comapnía de (   ), mi madre era una ama de casa (   ).

父親は学徒出陣でシンガポールに送られ、終戦のあとしばらくそこの収容所に入れられていた。
Durante la guerra, a mi padre lo (   ) en una (   ) de estudiatntes y lo enviaron a Singapur, (   ), tras la rendición, permaneció un tiempo internado en un (    ) de prisioneros.

母親の家は戦争の最後の年にB29の爆撃を受けて全焼していた。
La casa de mi madre fue (    ) por los B-29 y (   ) hasta los (   ) el último año de la guerra.

彼らは長い戦争によって傷つけられた世代だった。
Ambos (   ) a una generación (   ) por aquella larga (   ).

2016年11月9日水曜日

木枯らし1号


今日は都心でも北風が吹き荒れて、寒い一日でした。
ニュースでは木枯らし1号とのこと。

木枯らし、スペイン語辞典で調べてみると viento de invierno
スペイン語にはない言葉なんですね。

もう直ぐ、冬将軍もやってきます。
風邪が流行っています。
防寒しかっりで、気をつけてお過ごしください。

ちなみに、防寒は辞書では protección contra el frío です。
そのまんまです。

2016年11月8日火曜日

スペイン大使館 又木啓子展のお知らせ

クエンカにゆかりのある芸術家、又木啓子さんの展覧会「光の鼓動」のオープニングがスペイン大使館にて開催されます。動画でも又木さんの芸術活動の一部がご覧いただけます。


以下はスペイン大使館より転載

又木啓子展「光の鼓動」オープニング
INAUGURACIÓN DE LA EXPOSICIÓN “LATIDO DE LUZ” DE KEIKO MATAKI


又木啓子は、1984年よりクエンカに在住する日本人アーティストです。スペインと日本の両国の文化の架け橋として活動を続けており、20162月に、東京におけるクエンカ文化大使として任命されました。クエンカがUNESCOの世界遺産都市として20周年を向かえたことをきっかけに、クエンカを日本の人に広める任務を担うことになりました。 展覧会は又木啓子氏の在西40周年を記念しています。

日時: 20161117日(木)18:00分より
場所: 駐日スペイン大使館 展示室
106-0032 東京都港区六本木1-3-29

*入場無料、定員に達するまで受け付けます。
館内には駐車スペースはございませんので、お車でのご来場はご遠慮願います。     

Keiko Mataki es una artista japonesa afincada en Cuenca desde 1984. Ha trabajado como puente entre la cultura española y japonesa, por lo que fue designada como Embajadora cultural de Cuenca en Tokio en febrero de 2016. Su responsabilidad es difundir la imagen de Cuenca entre los japoneses, coincidiendo con el XX aniversario de la Declaración de Cuenca como Ciudad Patrimonio de la Humanidad por UNESCO. Esta exposición conmemora sus 40 años de presencia en España.

Fecha: Jueves, 17 de noviembre de 2016 a las 18:00 horas
Lugar: Sala de exposiciones de la Embajada de España
1-3-29 Roppongi, Minato-ku, Tokio 106-0032

*  Entrada libre hasta completar aforo.
*  La Embajada de España no dispone de zona de aparcamiento.

2016年11月7日月曜日

中南米経済速報1186号見出し

11月7日発行の中南米経済速報の見出しはこちらです。

■ブラジル: 今年の財政赤字は史上最大
   *史上最大の貿易黒字
■ブラジル: 工業生産の低下が止まる
■ブラジル: 自動車見本市でサンパウロが潤う

■メキシコ: エネルギー改革のマイナス面を指摘
■メキシコ: 石油公社が事業計画を発表

■アルゼンチン: 2017年予算案が下院を通過
■アルゼンチン: インフィニア・ディーゼルを発表

■キューバ: 政府が有望投資案件を公表
■キューバ: スペインからの輸入が5年で50%増加

■チリ: ボンサイ・サクランボの生産革命
■ボリビア: 横断鉄道敷設ルートでペルーと意見が一致
■コロンビア: 浮体式LNG再ガス化設備を初導入

今週はチリのサクランボの品種解消の記事が興味深いです。樹高の高くならない矮性品種を開発し収穫の作業性が良くなるとのことですが、「セレソ・ボンサイ」という品種名が面白いです。チリは世界最大のサクランボ輸出国です。

中南米経済速報が毎週月曜日配信です。

ご興味のある方は当社ホームページhttp://www.hispanica.orgご参照の上、お問い合わせください。


2016年11月6日日曜日

イスパJP 料理教室のお知らせ

イスパJP主催の料理教室のお知らせです。
毎回、スペイン料理とワインでワイワイ盛り上がります。
以下、転載です。

◆スペイン料理講座開催のお知らせ◆
今年最後の加瀬まなみ先生のお料理講座です!
ドゥルセ・ミーナさんのお菓子紹介とマリネ3品の実習つき。盛りだくさんの内容です。
お料理をしながらスペイン文化体験を!!
どなたでもご参加頂けます。
是非是非いらしください!
お申込みはこちらまで。
イスパJP事務局 白井
03-5544-8337
nori@hispajp.org


2016年11月5日土曜日

リスニングクラス

今日は、この9月に初めて開講した、西村亜希子先生のリスニングクラス最終日でした。

クラスでは、映画の予告編や、スペイン語圏のCMなどを使って、ディクテーションとシャドーイングを行いました。

リスニングが苦手、と思っている方は多いと思いますが、「なぜ聞き取れないのか」、その理由は実はいくつかあります。ただ回数をこなすだけでなく、指導者のもとでディクテーション、シャドーイングを行うことで、それぞれが自分の弱点を見つけることができました。

☆受講生アンケートより☆

・普通の話し方でのリスニングが多くできたところがよかった。

・もう少し回数が多いとよかったです。

・リスニングのポイントが分かってよかったです。

・宿題の音源をもう少し早めに欲しかったです。

・先生がハキハキしていて、楽しかったです。

・スペイン語の映画をじっくり見たいと思いました。

・いろいろな発音が聞けたり、ふだん使われている言葉を学ぶことができた。

・とても楽しかったです。

・自分にとってどこが苦手なのか、少しつかめた気がします。

・スペインの文化をふまえた内容だったので、とても楽しく授業を受けることができた。

・ディクテーションがいいとは聞いていたけれど、具体的なやり方を教えてもらえたのがとても良かった。

☆ ☆ ☆

受講生の皆さん、ありがとうございました!

新年1月から、また開講する予定です。
無料体験レッスンも行います。
ご興味ある方、チャンスを逃さないためにも、メルマガのご登録をお薦めします。

メルマガのお申込みは、
 tameike@hispanica.org まで。
 ※件名を「メルマガ希望」として、お名前を忘れずに!


下の動画は、授業の最後にディクテーションをした映画“Mar Adentro”(邦題:海を飛ぶ夢)の予告です。



2016年11月4日金曜日

ベジョータといえば


秋ですねー。ドングリの季節です。ドングリはスペイン語で bellota(ベジョータ)ですが、最近イベリコ豚が有名になったせいで、ベジョータというと、ドングリよりも先に「豚」のイメージが先に浮かんでしまう気がするのです(決していっぱい食べてるからではありません、ガイドブックなどにたくさん解説があるからです)。

初心に帰って、ベジョータは豚ではなくドングリであるということを改めて心に刻む今日でした。

ちなみに「豚がドングリを食べること」を bellotear と言います。

2016年11月3日木曜日

noviembreの秘密

11月になりましたね。noviembre ですね。

ところで、
スペイン語の序数といば

1番目  primero
2番目  segundo
3番目  tercero
4番目  cuarto
5番目  quinto
6番目  sexto
7番目  séptimo
8番目  octavo
9番目  noveno
10番目  décimo

問題はここなんです。

9月  septiembre
10月  octubre
11月  noviembre
12月  diciembre

ずれてる、、、

これには訳が、、

一説によると、昔は暦が3月から始まっていたらしいのです。
そうすると9月は7番目の月になるという訳で、その名残なんですね。


2016年11月2日水曜日

翻訳講座(実務文書・4回コース)

昨晩は、翻訳(実務文書・4回コース)の無料体験レッスンでした。

仕事の仕方に正解はありません。10人の翻訳者がいれば、受注から納品までの段取り、方法、完成度は10通りあるでしょう。

そして、その完成度に、どこまで自信をもつか、どこまで自分を高めることができるかも、人それぞれ。

だからこそ、仕事で翻訳にかかわる方にとって、講師から技術を学ぶのは、自己流ではなく自信がつくというのが、大きなメリットの1つになると思います。

レッスンは、1か月に1回。課題にもじっくり取り組めます。扱うのは、時事や経済、法律分野です。

開講中は見学歓迎(要予約)、途中からの受講も可能です。

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■翻訳講座(実務文書・4回コース)
 12月6日、1月10日(第二火曜日)、2月7日、3月7日
 毎月第一火曜日 19:00~21:00
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◆レベル:文法をひととおり終えた方、B1レベルから

◆予習:事前課題あり

◆受講料:25,920円(税込)
 ※イスパニカのご受講が初めての方は入会金(10,800円)が必要です。

◆定員:7名

◎講師
中園竜之介(なかぞの りゅうのすけ)
早稲田大学第一文学部卒業。在学時に1年間スペイン・サラマンカ大学文学部に交換留学。大学卒業後、参議院事務局国際部にて議員外交の促進や諸外国の政治・経済調査、国際会議の運営、通訳・翻訳業務に従事。また、神奈川県に出向し、半年間、産業労働局にて県内産業の振興や商談会の運営に携わる。現在、コロンビア大使館通商部で投資アドバイザーとして日本企業のコロンビア進出を支援する。

■問合せ:tameike@hispanica.org / TEL:03-5544-8335

2016年11月1日火曜日

かわらばん¿Cómo estamos?

月に1回、手書きのフリーペーパーを発行しています。
イスパニカ溜池山王教室に置いています。
通信添削講座を受講されている皆さんには、郵送しています。

昨日作成したのは、「勉強方法特集号」。
音読、単語アプリ、シャドーイングなど、これまでスペイン語学習で取り組んできた(そして何度も挫折した)勉強方法のあれこれを書きました。

本当は、

正しいシャドーイングの仕方

とか、

続かなくても、また始めればいいというポジティブなメッセージ

を書きたかったのですが、いつもぶっつけ本番、A4版1枚修正なし、で書いているので、昨日もやっぱりスペースが足りませんでした。

受講生限定のレア情報なので、写真はナシです。なんちって。